江川隆輔准教授が,2019年5月30日(木)に開催された一般社団法人 電気学会第107回通常総会にて令和元年表彰として第75回電気学術振興賞(進歩賞)の表彰を受けました.
電気学術振興賞(進歩賞)は,電気に関する学術・技術において新規な概念・理論・材料・デバイス・システム・方法等を新たに提案あるいはこれらの提案を実証した者,および電気に関する製品・設備等を新たに完成または改良し,堅調な成果をあげた者に与えられる賞です.今回は,名古屋工業大学 平田教授らとの共同研究を通して,熱中症リスクを複合物理解析と温熱生理モデルを組み合わせた年代別等の人体モデルに基づき発汗量や体温上昇量など定量的なリスクを表現する技術の開発と,「熱中症セルフチェック」として日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトのWebサイトにて公開を通して,個人を考慮した熱中症リスクの評価を可能とした新規性,一般の方でも活用しやすい実用性が高く評価されました.
サイバーサイエンスセンター スーパーコンピューティング研究部(大学院情報科学研究科 高性能計算論講座)では,計算科学を専門とする研究者の皆さまとスーパーコンピュータを活用,その成果を社会に還元できる共同研究を進めていきます.
受賞内容